ラボの仕事
LABO(Laboratry)…研究所
物事を詳しく調べたり、深く考えたりして、事実や心理などを明らかにすること。
私たちが行う時計修理は、正確な知識と豊富な経験を必要とします。
一本一本の時計に込められた作り手の想いを大切にし、
その先で修理品の出来上がりを心待ちにされている
ユーザー様のお手元へ最善の状態でお届けするため、
日々技術を磨き、追求しています。

技術向上の取り組み
さまざまなメーカー様とお仕事をさせて頂く中で、国内外にて技術講習を受講し、認定を受けることにより常に高度な知識と技術を取り入れています。
WOSTEP取得者
海外メーカーの認定技術者 など
業務内容
ウオッチラボのスタッフを部門別にわけると、預かった時計の修理を行う技術部門、修理品の管理を行う事務部門、そして阪神時計修理工房の受付部門から成り立ちます。
ここでは技術部門を担うウオッチメーカーとポリッシャーの紹介を簡単にさせていただきます。
ウオッチメーカー
時計の外装の研磨作業を除く時計修理の全般を担います。時計の心臓部であるムーブメントの点検、調整、いわゆるオーバーホールと呼ばれる総合修理から、バッテリー交換、スト ラップ交換やコマ調整といった外装のみの修理まで多岐に渡ります。
それらを、専門の技術者が様々な専用工具や機器を用いて修理していきます。時計のタイミング調整を行うための歩度測定器はもちろん、分解されたムーブメントのパーツを洗浄するための専用の超音波洗浄機、防水性能を検査するための防水検査機といった時計修理に欠かせない主要な機器類は、最新のモデルを含めて十分な数をそろえて対応しております。




ポリッシャー
こちらでは、時計の外観を購入時の状態に近づける作業を行います。
ケースやブレスレットに付着した皮脂汚れ等には超音波洗浄機やスチームクリーナーといった機器を用いてクリーニングをします。
キズや摩耗に関しても、様々な専用のマシンを駆使して、研磨作業を行います。ポリッシュ専用の大型高速モーターや、ヘアライン仕上げに対応する小型低速モーター、さらには導入している所は少ないと思われるラッピングマシン。例えばこちらは、キズを取りつつ平面をはっきりと出すためのマシンです。
昨今は形状が多面化のモデルも多く、そういったものに対しても自信をもって対応いたします。それぞれの形状や仕上げに応じてのマシンがあり、またそれらを使って熟練したポリッシャーたちが、そのケース/ブレスの厚みや構造、使用年数に応じて仕上げを行います。





理想とするワークショップへ
当社は様々なメーカー様とお仕事をさせてきて頂いたなかで、それにともない高いクオリティのサービスを提供させていただいております。そして、その品質を安定して維持できるように、作業の内容・流れの効率化にも取り組み、新たな設備や工具も積極的に導入します。
昭和60年創業以来アフターサービス一筋でやってきた当社が蓄積してきた技術力・ノウハウを、ベテランから若手スタッフまでが共有・駆使し、すべてのヒトとモノがスムーズにかみあうワークショップにて、様々なクライアントの要望に応えます。